連動性の高い2つの銘柄の売りと買いを組み合わせた両建てポジションを取り、2銘柄の株価格差(スプレッド)を売買することにより利益を得る――これがペアトレードです |
(ペアトレード売買の一例)

2つの銘柄の価格差に着目し、株価が大きく開いている時に、割高な方を売り建て、割安な方を買い建てます。その後、2銘柄の価格差が縮まった時、2銘柄を同時に反対売買し(手仕舞い)し、利益を確定します。
また、価格差(スプレッド)が縮小した時に仕掛け、逆にスプレッドが拡大した時まで待って、手仕舞うこともできます。 |
……従来の多くのソフトによるペアトレードシステムは、単純に銘柄間の価格差(スプレッド)を何日間か計算し、価格差の推移のみを表示し、タイミングを取るようなものが大半でした…… |
GCハローのペアトレード機能は、
★株価連動性リストで、お好みの銘柄と連動性の高い銘柄がカンタンに選び出せます。
★ペアトレードで銘柄を選ぶ際に最も重要な要素となるのは、選んだ銘柄間のスプレッドに「回帰性(周期性)」があるかどうかです。当システムでは、開いたスプレッドが先々縮まるという「回帰性」を、統計手法による分析で300日・600日・全期間にわたりチェックすることができます。これで、今まで感覚だけで選んでいた2銘柄が、より安定したパフォーマンスが得られる組み合わせかどうか、確認できます。
★スプレッドの推移をグラフ化したチャートで確認しつつ、各種テクニカル指標を照らし合わせることで、より最適な売買のタイミングを計ることが可能です。
★結果、マーケットリスクを極力小さくし、効率の高い投資収益の獲得を目指します。 |
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GCペアトレード基本画面
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エリア1 |
・TDKとソニーの価格差(スプレッド)が拡大(中段・スプレッドグラフ)。
・下段のテクニカル指標(順位相関係数)はスプレッドの動きの過熱圏入り(+85以上)を示し、テクニカル面ではスプレッドの反転(スプレッド縮小)が予想されることを示しています。
・仕掛け処のタイミング到来。株価が安い方のTDKを買い、株価が高い方のソニーを売ります。 |
エリア2 |
・スプレッドグラフ(中段)は2銘柄の株価が急接近したことで、ゼロ水準(株価が同値水準)に到達。
・順位相関係数(下段)はスプレッドグラフのボトム圏入り(−85以上)を示し、テクニカル面ではスプレッドが再度拡大することが予想されます。
・手仕舞い処のタイミング到来とみてTDKを売り、ソニーを買い返済、利益を確定します。 |
エリア3 |
・2銘柄の株価は逆転し、ソニーの株価下落で価格差(逆スプレッド)が再び拡大(中段・スプレッドグラフ)。
・順位相関係数(下段)はペアチャートの底値圏入り(−85以上)を示し、テクニカル面では逆スプレッドのピークから縮小に向かうタイミングを示しています。
・仕掛け処のタイミング到来。株価が安い方のソニーを買い、株価が高い方のTDKを売ります。 |
エリア4 |
・スプレッドグラフ(中段)は2銘柄の株価が急接近したことで、価格差が縮小。
・順位相関係数(下段)はスプレッドグラフのピーク圏入り(+85以上)を示し、テクニカル面ではスプレッドが再度拡大することが予想されます。
・手仕舞い処のタイミング到来とみてソニーを売り、TDKを買い返済、利益を確定します。 |
★中段のスプレッドグラフでは、その推移に絡むタイミング指標移動平均線、ボリンジャーバンド、パラボリック、一目均衡表をグラフに加えて描くことができます。
★下段のテクニカル指標は、リスク度、GCV、値動きサイコロ、ストキャスティクス、順位相関係数(RCI)、RSI、株価位置の各指標に切り替えることができます。
★各テクニカル指標の動きを押さえた上で、スプレッドグラフでもテクニカルの動向を押さえ、仕掛けるタイミング、手仕舞うタイミングを計る精度を向上させて下さい。 |
選んだ銘柄間のスプレッドの「回帰性(周期性)」をチェックする
「サヤ解析」グラフ

★指定した期間(直近300日、直近600日、全期間)において、日々のサヤ(スプレッド)がどのような回数で出現したかを示します。平均値を中心に上下対称の分布を示せば、サヤは平均値を中心に安定した動きとなることを意味し、大きく離れていれば平均値に向かって回帰することが予想されることを示します。(正規分布を仮定すれば、スプレッドが−2σ〜2σの範囲に95.5%が収まり、−3σ、+3σを離れることは0.3%しか生じません。現在のスプレッドがどの程度平均から離れているかと、スプレッドの度数分布の形状を確認します) |